English Settlement (Lp-Facsimile)
 XTC"Knuckle down"の歌い出しって"Till there was you"みたいっすね……(音のアプローチというか響き方は『Love you』あたりのThe beach boysを彷彿とさせるが。このアルバムは三曲目でとつぜんメロディの塊が降って湧く……実はとうにそのただ中にいたのだがあらためて揺さぶり起こされてしまう。何度聴いても三曲目、むろんそれまで寝ているわけではないし聞き流しているわけでもない、どちらかといえば印象深い……しかしやはり三曲目で覚醒するのがならいなのだ。しかしまあ幾年もの昔から繰り返し訴えていることだしこれからもことあるごとに言及していく心積もりだけどこのアルバムが受け入れるならばThe Homosexualsが受け入れられたってぜんぜんいいはずじゃないの。よく知らないがパンクでありニューウェーブ、また60'sロックやサイケへの回帰だとかアフリカ、トラディショナルへの接近……とかなんとか白々しくもいわれちゃったりしてるんじゃないのこのアルバムは?言われてないならいいけど、とりあえず騙されたと思ってホモセクを聴いてみてほしい。緻密なスタジオワークやイギリス臭さとは縁遠いかも知れないが、不意に接近している瞬間があり仰け反るはずだ)。