明日アテネ・フランセ山形国際ドキュメンタリー映画祭特集でフレデリック・ワイズマンの『メイン州ベルファスト』をやるじゃないか、やるんじゃないかぁぁぁぁぁぁ!! 土日なら東京にいるのに、いたのに……。『リトルバスターズ!』が退屈で笑いがひたすら空回りする眠いだけの凡作だったならさっさと『OBLIVION』に手をつけられるのだがどうやらこのペースだと九月にはいるまで先送りになりそう。わざわざ音声が入っているものをスキップしたり途中でぶった切って先を読むのは申し訳ない(制作者にというよりは声優にというよりはキャラクターとその介入し作用することで形作られる関係の空間全体に)と思ってしまうし(変だろうか)わざわざあらかじめ「お目当て」に狙いを定めてその行く道の妨げになりそうな選択を周到に排除していく効率的で理に適う殺伐とした方法を取るのは趣味ではないのでもう馬鹿正直に何度も同じテキストを読みながら隅から隅へと歩を進めるため結局は膨大な時間を食う羽目になるのだが(これは明らかに愚かしい)読むことが確認作業に陥った時点でそれはもう死姦のごとき冒涜的振る舞いにまで堕する。むろんそれは自身に対してのことだ。あらかじめ生きた言葉などない。死骸の連なりである言葉にどうアプローチしていくか。何を書くにせよ読むにせよ、そのことからはじめなければしょうがない。むろん誰のためにでもなく。