メモメモ

 あー忘れてた忘れてた。先週NHK衛星第二吉田喜重やってたんだった。一本もみてない……。とりあえず火曜日の『ラルジャン』だけは忘れないようにここに書いておこう。


 もうひとつ。東京でやるのは知っていたけど大阪ではスルーだと思っていたんでうれしいファスビンダー映画祭。九条のシネ・ヌーヴォにて(『ヴァンダの部屋』以来行っていないがもう何年経つんだろう。比較的わかりやすい場所にあるはずなのに行くとき必ずといっていいほど迷う)。すべての作品にちゃんと日本語字幕がつくようだ。アテネ・フランセのHPによると一部がDVD上映になるとのこと。これはBOX第三弾への伏線ととらえてもいいのだろうか? まあ単にフィルムを持ってこられなかっただけということなのかも知れないけど。『不安と魂』が平日上映なのには涙をのむしかないとして、『出稼ぎ野郎』『なぜR.氏は発狂したか』(←以前とタイトルが変わってる?)『四季を売る男』あたりは絶対に外したくないと感じる。あと数年来つねに関心の最前頭にあった『聖なるパン助に注意』が何度あらためてもラインアップに見当たらないのだが……というか作品数が東京からおおはばに削られそのぶんリピート上映が増えている。関西はまだまだファスビンダーに対してうぶである、と見越しての判断だろうか。ドイツではすでに"Berlin Alexanderplatz"のデジタルリマスター版DVDが発売済みなので(いまふと見てみたらヤフオクに英語版が出品されていましたがこれを買うなら普通に輸入盤屋さんで買ってもさして変わらないでしょう。一分足らずで適当に調べてみた感じだとUK版はきれいなボックスに収納されているみたいですが、US版のほうが特典ディスクほかいろいろと特典映像が多くしかも安いようなのでお得ではあるのかなあ)、日本語版がどうなるかは東西におけるこの映画祭の動員にかかっている……のかも知れない。そうじゃなくてもとにかく盛況だったらいいなあ。ついでにamazonの中古市場であほみたいな価格がついている原作も復刊したらいいと思う、旧訳のままでまったく問題ないので。ちょっとアルフレート・デーブリーンの待遇が悪すぎでしょう!(池澤夏樹の世界文学全集に入っていたら最高だったのだけど)