2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

《庭は、自分の方からやってきた》 以下を晒して戒めとする。部屋のどこかに埋もれていたりすでに畑の肥やしになっていたり梱包されて僻地に再発送されていたりしたものは除く。ラインナップについては特に感想はないがちょっと拍子抜けしてしまったし欠落感…

夕方ごろあるいは仕事場とも呼ばれうる国道に面した区画の隅っこに据え置いてあるコピー機に手を置いてほんの数秒ほどぼんやりとベージュ色の壁紙に細かく泡立つ「イボイボ」を見るともなしに見ていたらその場には何の匂いが立ち上がる契機もなかったはずな…

食事を終えいつものごとく死にたい気分を抱え込みテレビのブラウン管にへばりついたほこりを「いいかげん拭かなきゃな……」と思いながら眺めていると(そしてちょっと布きれで撫でてみたりしていると)何かがいっせいに崩れ落ちるような音とともににわかに背…

殴り書き

やはり多少無理して行ってよかった、またもや金沢21世紀美術館にて "Gerhard Richter Painting as Mirror"。日本初の本格的な回顧展だと銘打たれているだけあって年代順に代表作(『エマ(階段のヌード)』や『ガラス板』、一連のアブストラクト・ペインティ…

《ゾンビの腋臭は気にならない》 具体的にテクストととしてその機微が描かれていたかどうかは忘れたがロビンソン・クルーソーはずっと半笑いの表情のまま生活していたんじゃないかと思う。不用意な人間が然るべき箇所でさもある確信を伴っているかのように「…

今日の類似(あてずっぽう編)

福居ショウジン『Rubber's Lover』と蔡明亮『河』。試しに三十分くらい観てみて。食事をしながらアニメ『ぺとぺとさん』でも観ようと思って手許のビデオをデッキに入れたらいきなり飴屋法水の横顔が写っておどろいた。数年前に録画してどこかに仕舞いこんだ…