2005-12-01から1ヶ月間の記事一覧

袖元の枝分かれハンバート&ハンバート

普段考えていることを何も書きたくないんだ、と言うと、それではまるで普段はたいそうなことを考えているかのようではないですか、と言われた。そうではなくてまったく取るに足らないことばかりを脈絡なく考えている、と言うと、つまり普段書いているのと同…

寝る前に限って次々とアイデアの素の素が湧くがもはや起きてそれを形にする気も起きない、かつてずいぶんほんの昔の此間に一度だけ枕元にメモでも置いてみようかと検討してみたのだがとたんに寒気が走り一度も書き込まれなかった前年の手帳もろとも引き裂い…

豊田道倫『東京の恋人』をまた聴く。もう今日だけで三回目だ。いや四回目だった。東京でおぼえているのは複雑に入り組んだ歩道橋をできるだけ遠くに視点をあわせながら何度も何度ものぼりおりしたことであり、やたら大きく様々な人がごった返しているのに薄…

NO入浴

音楽について書かれた文章を読むことは音楽を聴くことではないが音楽について書かれたものから音楽が聞こえてくるような錯覚をおぼえることはあるだろうし音楽について書かれた文章自身がそれを筆者に書かしめたところの音楽が実際に放ち響かせるものとはか…