2004-12-01から1ヶ月間の記事一覧

『SHORTCIRCUIT』/V.A. 風の噂の又聞きをおもちゃの無線機で偶然傍受した夢を見たにすぎないんだけどある文芸誌に掲載された美術に関するシンポジウムの中でオタク文化の話になって、つまりいまいかにもオタク文化が盛り上がっているように見えるけど全然そ…

2004年の音楽その1

道端でうっかり拾いかけてあわてて手を引っ込めたあの忌まわしき「ハゲシクドウイ」はもうすべて回収され無事に廃棄されたのだろうか。引用するものと引用されるものがしごくあっさりと一致するときどこからか素知らぬ顔でその呪文が沸いて出てくるここはこ…

2004年について

……何の言葉も持ち合わせていないしあくまで知らぬ存ぜぬをつきとおすつもりなので今年観た映画やら聴いた音楽やらの芸のない羅列を飽きるまでやってみようと思う(とりあえずまだ飽きていない)。今年もっとも感動した映像作品は"STAR WARS KID"だった……とい…

○○はとッても論理的だし理知的だょね、というとたちまちそれに反対する声が方々から挙がって困惑した……というある種の証言のお粗末な再現。○○はよく理屈っぽいだとか理性的だとか評されますが○○はむしろ理屈を避けようとして言葉を尽くしているのだし理性で…

分身について その1

我々はいつも真の身体を夢見ている/偽の身体に曝されながら/想念の内にある/輪郭のにじんだ/決して手の届かない/しかしいつも傍らにあり/ただ寄り添うしかない/すべての虚ろにひそむ豊かさを/やはり掴み損ね/充実や生きがいを埋めこむ装置に/曝さ…

理屈も結論もない話だけど時、事、物、順列によって記憶の密度が異なっている。数年前のことより十数年前のことのほうが生々しいのはざらで、むしろその数年前のことは夢のように朧で手触りがなく、かと思えば何てことのない言葉のやり取りを不意に思い出し…

いま気づいたのだけど世界が格子状に見えている。これは比喩ではなくて本当に眼球に格子模様が貼りついているかのように視界にうっすら透過した、よく注意するとただの横じまだったけど黒と白の模様が刻まれていて消えてくれない。ところでさっき少しだけ発…