2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

《ただ子どもの本だけを読むこと、ただ子どもの思いだけを愛おしむこと、大きなことはすっかり遠くへ吹き散らすこと、この深い悲しみのなかから蹶ち上がること。ぼくは生あることに死ぬほど疲れてしまった、生からうけとるものはなにもない、けれども貧しい…

チェルフィッチュ『目的地』をNHKで途中から観た。放映することは事前に知っていたがうっかり忘れるところだった。ひとまずこの作品に対していま総体的に言えることは何もない。客席には張りつめた停滞感が垂れ込めていてあまり雰囲気がよくなかったように感…

『レイクサイドマーダーケース』をDVDで観た。直接的なきっかけは公開当初に友人のネジりん坊があまりに悪口を言っていたからなのだけど、これが彼の青山真治とのファーストコンタクトである以上ここで下手にヘソを曲げられ『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』…

「多様性」という語彙を不用意に使いすぎたろうか、とふと気になった。最近ではGreat Adventureの新譜とリヒター展について言及する際に用いたように思うがそれはどちらかといえば「一様性」に裏打ちされたものその発露の仕方のひとつの様態というほどの意味…