2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

閉店準備をはじめ山のような段ボールが表に出された難波sofmapの前を通りがかったら黒沢清似の警備員がいて二三台店舗の前に駐車しっぱなしだった自転車を抱えて壁側に寄せていた。何気なく店舗の方に顔を向け、この時間帯によく見かけるホームレスの二人組…

岡田利規によるワークショップ&パフォーマンス発表公演『奇妙さ』。早めについたので伊丹駅の近辺をウロウロしていたら電光掲示板にて今日の天気「くもり」という明白このうえないというかただちに空を見上げた方がよっぽど迅速かつ精確に得られるであろう…

『まなびストレート!』11話をみたのですが……やはり性急さは否めない感じがした。まなびが花火に気づいて見上げる一瞬の動作と表情なんかたまらなく好きだし、学園祭及びその準備の描写に割り当てられた放送時間の尺が短すぎるとも思えず、また画面上に表れ…

[rakuten:book:11897900:image:large] シャルル・フーリエ『愛の新世界』は緒文にあたる「情念研究と自然の物質的豊かさにおける神の兆候について」なる見出しからはじまるわけだがその前頁、正確に言えばその前頁は扉で、本文全体が切り分けられた六つの塊…

Gene Wolfe"The Urth of the New Sun"が翻訳されるらしいのね。いつだかわからないけどね。早川でね。それでね。おっと思ってね。これを機に既刊の『新しい太陽の書』の復刊でもないのかなって期待して調べてみたのね。するとね。調べるまでもなくね。つっと…

それで今日は兵庫県立美術館でビル・ヴィオラ展「はつゆめ」をみて(シモーヌ・ヴェイユとヴィオラを並べるとその向こうに仏教や禅などの東洋思想が立ち現れてくる。ヴェイユ自身の書くものはほとんど仏教的とは言えないと思うが、ヴィオラの作品を体感、つ…

その日はPaul Zukofskyの奏でる弦の音色を聴いて布団のうえにうずくまり、顔を埋め、嗚咽に近い呻き声を漏らしながらのたうちまわり、やがて行為を奪われたままじっと身を晒しているほかなかった。一曲目の武満徹「悲歌」でヴァイオリンという楽器をはじめて…

放映終了から半年が経過しようとするいまなお『シムーン』が熱い……というか存在感をいや増している気がするのはおそらく我が家の不在の居候であるところの脳細胞二個マンの要請というか導きによって週に一〜二本のペースでテレビ放映分を再度頭から観返して…